ステーブルコインとは?将来の仮想通貨の希望になりうる?

仮想通貨の大きな弱点ともいえるのが”価格の不安定さ”です。

そこで最近、その弱点をカバーしてくれるといわれている、ステーブルコインが大きな注目を集めています。

ステーブルコインとは

ステーブルコインとは、一般的には「価格変動(ボラティリティ)の無い通貨」を指し、価格が一定である通貨のことをさします。

ステーブルには「安定した」という意味があります。また、別名で「ペッグ通貨」とも呼ばれています。ペッグには「釘で固定する」という意味があります。

なぜ価格変動が少ないのか

ステーブルコインは主に法定通貨を担保とし価格が連動するように設計されていることから、従来の仮想通貨よりも極めて価格変動が少ないのです。

ステーブルコインは、「法定通貨担保型」と「仮想通貨担保型」、「無担保型」の3種類に分けられます。

法定通貨担保型

法定通貨担保型のステーブルコインは特に需要の高い通貨です。

法定通貨は、各国の中央銀行が発行しており、その国が価値を保証しています。そして、法定通貨担保型のステーブルコインは、法定通貨の値動きに連動することから、安定した価値を持つという特徴があります。

ただし、ブレグジットやリーマンショックといった金融危機などにより発生する法定通貨の価格変動に大きな影響を受ける可能性があります。

ステーブルコインで担保となる法定通貨の種類には、米ドル、日本円などの先進国の通貨や資源国や新興国の通貨の他にも、金や原油など一般的にコモディティと呼ばれる種類にも分類することができます。

 

仮想通貨担保型

法定通貨担保型が法定通貨を担保としているのに対し、仮想通貨担保型は文字通り仮想通貨を基軸通貨として担保されるステーブルコインになります。

従って、法定通貨担保型と同様に基軸となる仮想通貨の値動きに連動していますし、その仮想通貨とはいつでも交換することができます。しかし、ペッグしている通貨そのものが非常に変動しやすいものであることから、ステーブルコインの中でも安定性には欠けると言えるでしょう。

現在発行されている仮想通貨担保型のステーブルコインの中には、イーサリアム(ETH)など取扱高が大きくて比較的信頼度も高く、広く認知されている仮想通貨をその担保としているものもあります。

無担保型

法定通貨や仮想通貨など既存の通貨を担保とせず、通貨供給量を調整することで価値を担保するのが、この無担保型です。日本銀行などは貿易動向や経済情勢など通貨に対する市場の需給バランスに応じて、市場に出回るお金の供給量を調整しています。

第三者のコントロールに影響されないという意味では既存の仮想通貨の仕組みに近く、大きく普及する可能性もあるとされているのが無担保型です。

代表的なステーブルコイン

テザー(USDT)

テザーは、Tether社が発行するステーブルコインです。1USDTの価値は1ドルと連動するように設計されています。

2015年2月から発行されており、 発行の仕組みは、Tether社に法定通貨(主に米ドル)を預け入れることで発行されます。そのため、テザーの数量と法定通貨の数量が等価となることから、その価値を担保できます。

ジェミニドル(GUSD)

ジェミニドルは、仮想通貨取引所であるGeminiが発行しているステーブルコインです。1GUSDと1ドルが等価となるように設計されています。

2018年の9月から発行されています。

GUSDはニューヨーク州金融サービス局から認可を受けていることから、価格に対しての安定性や信頼性が非常に高いことが挙げられます。

USDコイン(USDC)

USDコインはCircle社が発行する米ドルにペッグされているステーブルコインです。

USDCは、決算アプリであるサークル・ペイやサークルトレードなどで使用できます。既にCoinbaseやPoloniexに上場していることから、仮想通貨としての信頼性は非常に高いと言えます。

ステーブルコインは将来性のある新しいコイン

ステーブルコインのメリットは、仮想通貨であるものの価格が安定していることにあります。また、ステーブルコインの中には、法定通貨と連動するだけでなく、自国の法定通貨が信用できないなどの場合も代替え手段となり得ることから、ステーブルコインに対する需要はさらに増加する可能性があります。既に世界中で普及しており、その数は80を優に超えています。

現在日本国内ではステーブルコインを販売している取引所はまだありませんが、海外では今後もふえていくでしょう。

まだまだ発展途上の段階ではあるので、今後も注意深く注目していきたいですね。