ビットコインキャッシュ(BCH)って、何?
ビットコインキャッシュ(BCH)は2017年8月、ビットコイン(BTC)のバージョンアップに伴い「ハードフォーク」によって誕生しました。ハードフォークとは、システム仕様を変更して分岐させる方法です。
ビットコインキャッシュ(BCH)の基本的なシステム仕様は、ビットコイン(BTC)をベースにしていますが、データ容量を大きくすることで、ビットコイン(BTC)が抱えていた問題点の解決を図ったことが最大の特徴です。
ビットコインキャッシュ(BCH)は、膨大な種類がある仮想通貨の中で、常に上位の時価総額を誇る有力なコインになっています。
ビットコインキャッシュのメリット

1.容量を拡大し、スケーラビリティ問題を解決
ビットコイン(BTC)では1MBだったブロック容量を、ビットコインキャッシュ(BCH)は8MBに拡大。これにより、ビットコイン(BTC)が抱えていたスケーラビリティ問題を解決しました。
そのため、取引スピードが落ちる心配もなく、海外送金などで強みを発揮します。2018年5月には、ブロックチェーンの仕様をアップデーデートしたハードフォークを行い、32MBに容量が拡大されています。
2.新たなマイニング難易度調整システムを導入
ビットコインキャッシュ(BCH)では、取引を確定させるためにマイニング作業が必要で、スムーズな取引のためにマイニングの難度を調整するしくみが採り入れられています。
ビットコインキャッシュ(BCH)では、新たな調整システム「EDA(Emergency Difficulty Adjustment)」を導入しています。EDAでは、取引数とマイナーと呼ばれるマイニングをする人たちが適正になるように、難度を上げ下げしながら調整するシステムです。
ビットコインキャッシュ(BCH)は、安定したマイニングを実現することで、スムーズな取引ができるよう設計されています。
ビットコインキャッシュのデメリット

1. 使える場所がまだ少ない
ビットコインキャッシュでの使えるお店は、ビットコインに比べて少ないので買い物などの利用が厳しいのが現状です。
今後、利用できるお店が増える事でデメリットがメリットになるかもしれないです。
2.類似コインの増加の恐れ
ビットコインのハードフォークで、同じようなコインが誕生する恐れがあります。
価値が定まっていない時点で同じようなコインが誕生すると、そちらに価値が移動する可能性があります。
例えば、ビットコイン系統で新しいものが出てきて、高騰するとビットコインキャッシュは下落する恐れがあるからです。