「みんな、僕がビットコインだけでどうやって生活してるのかって聞いてくるよ」

「でも、本当のところ、僕のライフスタイルは全然変わってないんだ」

英タブロイド紙ミラーは、24歳のエンジニア、ザック・レイキン氏のインタビューを掲載した。レイキン氏は英仮想通貨取引所コインコーナー(CoinCorner)のスタッフだ。コインコーナーが希望者に対して給与をビットコインで受け取れるようにしたところ、レイキン氏は給与全額をBTCで受け取ることに決めた。

レイキン氏が思い切った決断をしたのは、ビットコインのユースケースを示すためだという。

「ビットコイン業界のエンジニアとして、自分のノードを実行してネットワークに貢献するだけじゃなくて、電子マネーという本来の目的でビットコインを使うことが重要だと思ってるんだ」

100%ビットコインの生活とは?

レイキン氏は職場があるイギリスのマン島で生活している。給与全額をビットコインで受け取っていて、生活に支障はないのだろうか。

「仮想通貨でモノを買うのは、みんなが思っているよりもずっと簡単さ」

レイキン氏によれば、仮想通貨決済ができるオンラインストアは数多くあり、同氏は調理器具からテック系のガジェットまですべてビットコインで購入しているという。

しかし、部屋の家賃や地元の飲食店の支払いといったものはさすがにビットコインでは支払えない。

「ビットコインの価格変動の問題を避けるために、給料日には家賃や口座引き落としといった定期的な出費の分は英ポンドに交換してるんだ」

ミラーが指摘するように、レイキン氏は仮想通貨取引所に勤めているため、法定通貨に交換する際に手数料が掛からないというメリットも享受している。

それでも、レイキン氏が自分の現金にアクセスするには数時間かかるケースもあるという。

多少の不便はあるものの、レイキン氏はビットコインの未来に楽観的だ。

「将来、レストランやガソリンスタンドでビットコインが使えるところが増えていくと思う。これはつまり、ビットコインがより多く、お金として使われるということだよ」

ニュージーランドでも合法化

仮想通貨企業では給与を仮想通貨で受け取れるようにしているところは複数ある。

昨年8月には、大手仮想通貨取引所バイナンスでは従業員の90%が、バイナンスが発行したBNBで給与を受け取っているのが話題となった。

また日本のGMOインターネットは昨年2月、給与の一部をビットコインで受け取れる制度を導入している(上限は10万円)。

今月にはニュージーランドの税務当局が、ビットコインやイーサリアムなど仮想通貨での給与支払いが合法であるとするガイダンスを公表したばかりだ。

コインテレグラフ